早川圭さんの「バリュー投資」常勝セオリーを読み終えました。
内容としては素晴らしく、投資スタイルとしては角山さんに近いでしょうか。決算書の分析に比重が大きく、定性分析はこれからも今の強みが継続するかどうかに重点を置いている気がします。
早川さんは業界分析が得意です。円塾のブログでも学習塾の分析をしていました。業界内で平均を出して、その値と比較してA社は優れているとかB社は劣っているとか、そういった分析をしています。
基本的にどんな業界でもNo1の企業というものはそれなりに強みがあってNo2とは一味違うことが多いように感じます。それはNo1というブランド力のため価格競争力がありますし、代替の利く商品ではないことが多いためだと思います。
しかし、だからといってNo1の企業がいい投資先かというと別問題で、すでに割高になっている場合にはNo1の企業がさらに成長するのを待つよりも、割安に放置されているそこそこの企業を買い付けるほうが投資としては良いです。
そういった企業を探すには同業と比較し、規模は小さいしシェアもたいしたことが無いけども利益率が高いとか、だれも真似できない(しない)強みがある企業を探すといいと思います。
「バリュー投資」常勝セオリーの中には「売上債権回転月数」や「たな卸し資産回転月数」など、ちょっと変わった指標も出てきますので、私のようにそんなの聞いたことがないよって人はとても参考になると思います。
また、馴染み深い指標でも分解してより詳しくみていったり、他の指標と掛け合わせて違う視点を作ったりとなかなか面白いのでぜひ一度読んでみてください。
ただ、残念なのはあとがきもなにもないということです。優秀な投資家が思っていることややどういうことを考えているかということがあとがきに出てきたりするので、それがないとさびしいです。まぁ想いは全部内容に詰まっている!ってことかもしれませんが、人柄を知るという意味でも書いて欲しかったなぁとおもいます。
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